味もさることながら、その時代に思いを馳せてみたり由来を知るのもまた楽しいものです。
島原半島には、おもしろい名前の郷土料理が結構あります。
その中のひとつ「自転車飯」
“自転車のように速く炊ける醤油飯”という意味だそうで、橘湾でとれる煮干しやごぼう、椎茸、人参が入った炊き込みご飯。
なんてことないの具ですが、炊いている時から煮干や椎茸、ごぼうの香りが部屋中に香ってきます(^^)
豚汁とともにいただきます♪

そして島原では、なくてはならない「イギリス」
もちろんヨーロッパのイギリスではないのですが、そっちよりの食べ物かと思いきや、これです。

不思議でしょう?寒天みたいなこれ。
中に人参や青魚(鯵やサバを焼いてほぐした身)落花生などが入っています。
イギス草という海藻をヌカ汁で炊いて煮溶かし、具を入れて冷やし固めます。
中に味をつけているもの、きくらげやシーチキンを入れたりと、バリエーションは豊富です。
初めて食べた時は、独特のエグミが苦手でしたが、最近は「おいしいな」と思うようになりました。
どちらも滋味あふれる郷土料理ですね。